ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現在位置は
です

本文です
ロゴ

置き薬販売にiPad

金沢の企業新アプリ開発
顧客管理が容易に

写真
アイパッドに伝票を丸ごと入れたイメージのアプリ「置丸くん」。指先の操作で文字の拡大・縮小も自由自在だ

 金沢市駅西本町のIT関連企業「モバイルコムネット」(前田泰一会長)が、配置薬販売業者向けに、多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」上で顧客情報を簡単に管理・活用できる営業支援ソフト(アプリ)を開発し、10月から販売を始める。同社は「80歳代の売薬さん(営業担当者)でも簡単に使いこなせる操作性を実現させた」としており、年間100本以上の売り上げ(利用)を目指している。

  同社が1年かけて開発したアプリは「置丸くん4 for iPad」。アイパッドを活用した配置薬販売の営業支援ソフトは、業界初という。

  従来、置き薬の使用状況などの顧客情報は手書きの伝票で管理され、薬の補充や代金の回収のために得意先を回る売薬さんが持ち歩いていた。

  置丸くんは、その伝票を丸ごと、アイパッドの中に入れた。薬の名前とその価格、顧客の利用状況や過去に訪れた日付などの関連データは全て、指先一つで簡単に書き換えられ、さらに画面を引き伸ばしたり、紙をめくるように顧客データを切り替えたりすることもできる。

  また、アイパッドの全地球測位システム(GPS)機能を使い、複数の得意先の住所を地図上に表示し、最も効率的な回り方をナビゲーションする機能や、アイパッドを持った売薬さんが今どこにいるのか、上司などが会社や営業所から瞬時に把握できる機能もある。

  もし、顧客から薬の効能や飲み方などを尋ねられた時でも、「家庭の医学」「薬の辞典」といった電子書籍をアイパッドの中に入れておけば、その場で参照することも可能だ。

  同社は約15年前から、売薬業界やデパート業界などITを活用した営業支援システムの開発を手がけ、多くのノウハウを持っている。ソフト開発責任者の白崎泰之取締役は、「置丸くんは、すでに全国の売薬業者から多くの引きあいが来ている」と自信を見せる。「将来的には、売薬だけでなく、外回りをしている様々な業界の営業活動を支援するアプリ開発も手がけたい」と意気込んでいた。

  「置丸くん」利用料は1本あたり月額2500円。問い合わせは同社((電)076・262・9191)へ。

2011年9月9日   読売新聞)
現在位置は
です