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呉羽いきいきバス 利用者2年連続5万人超へ

住民の足 運行順調

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地域住民の足として定着してきている呉羽地区のコミュニティーバス(富山市呉羽地区で)

 富山市呉羽地区で運行している地域住民によるコミュニティーバス「呉羽いきいきバス」の利用者数が、2年連続で年間5万人を超える見込みとなっている。5万人の利用が収支を安定させる目標といい、バスを運営管理する、まちづくり公社呉羽(田畑宏継社長)は、「不便な所に住む人たちにとっては欠かせない交通手段。今後も住民の要望を聞きながら、安定した利用者数を確保したい」と話している。

  公社によると、運行を開始した2005年度の利用者は約3万6000人、06年度は約4万5000人、07年度は約5万人で、今年度は12月までに3万7621人が利用。前年同期比で、896人増加しているため、5万人を超える見込みだ。

  運賃は同一ルート一律100円(未就学児は無料)で、富山短大に通学する学生や、スーパーマーケット、銀行、病院などに通う高齢者の利用が大半だという。市立呉羽中学校の生徒が通学するため早朝1便運行し、徒歩で通うことが難しい生徒が年間3000人以上利用している。

  呉羽地区には、民間の路線バスが運行されているが、JR呉羽駅と地区のスーパーや銀行、病院など地域内の生活拠点を結ぶ公共交通がなく、中学校へ通学する生徒の交通手段もなかった。このため、地区の自治振興会や民間企業など約50団体が出資し、04年に公社を設立。地区の約7000世帯からは1世帯あたり400円の協賛金を募った。市からは07年度以降、事業費の45%の補助を受けている。

  地域住民によるコミュニティーバスは市内で唯一。市交通政策課は「先進的な取り組みで、コミュニティーバスを導入したい地域にとってのモデル地区。利用者も増加しており、順調だ」と評価する。

  同課によると、民間の路線バスは、1989年から06年までに利用者が69%減少している。しかし、通学や買い物に出かける高齢者らの交通手段がなくなり、住民からバス運行を継続してほしいという要望は高い。

  富山市水橋地区では07年3月、「水橋コミュニティバス推進協議会」が設立され、運行ルートや頻度を検討。上庄町や上飯野新町でも高齢者を対象にタクシーを利用した自主交通を検討している。

2009年1月30日  読売新聞)
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