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しなりで飛ばす? 竹製バット新発売

南砺のロンウッド

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新作バットを手にする池田社長

 開発したバットは、バットの中心部に、ゴルフのシャフトにも使用される硬い素材のヒッコリーとメイプルを組み合わせて使い、ボールを打つ表面部分は竹を使用した。折れにくく、ボールを打ち返した時のしびれなども少ないという。

  新たなバット製作に乗り出したのは、プロ野球選手らが愛用する木製バットの素材のアオダモが不足しているためだ。林野庁が中心となり、北海道などで植樹を進めているが、成長まで60〜70年ほどかかり、すぐに加工可能なアオダモが入手できないのが現状だ。

  このため同社は、アオダモに代わる素材として、柔らかくしなりを持つ竹に着目した。竹は割れやすい性質のため、「県工業技術センター生活工学研究所」(南砺市岩武新)の溝口正人工学博士(48)に調査を依頼。約1年半かけ、いろいろな素材を試しながら、バットの耐久性やボールの反発性、打撃感触の実験を繰り返し、理想の組み合わせを見つけた。

  すでに東京都と大阪府のスポーツ店で販売を始め、価格は8000円。池田社長は「厄介者の竹と言われるが、有益な資源にもなる。将来的には県内の竹でバットを作ってみたい」と話している。

  山本浩二さんら往年のプロ野球選手のバット作りを手がけた「ロンウッド」(南砺市法林寺)が、竹にヒッコリーやメイプルの素材を組み合わせた新作バットを開発し、首都圏などで販売を始めた。硬くて粘りがあり、人気素材のアオダモが不足しているためで、しなやかな竹と硬い木を組み合わせることで、ボールを打った時の感触をアオダモに近づけた。池田真一社長(44)は、「新たなバット市場の需要を掘り起こしたい」と意気込んでいる。

2010年1月14日  読売新聞)
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