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スランプ糧に打撃成長


2009年度台北国際野球大会準優勝チーム捕手

成松 逸斗(なりまつ はやと)選手15(七尾市立朝日中3年)

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 硬式野球チーム「能登リトルシニア」からリトルシニア東海連盟選抜チームに選ばれ、昨年12月、台湾・台北市で開催された2009年度台北国際野球大会で準優勝した。台湾、韓国、香港、日本から20チームが出場した大会で、捕手として何度も盗塁を刺した。遠投は107メートルを誇り、昨年8月には陸上の砲丸投げで北信越大会にも出場したほど。「肩には自信がある」

  3歳の頃には父の修二さん(37)とキャッチボールをするようになり、地道なトレーニングと栄養に気を使った食事で、今では180センチ超の恵まれた体格を手に入れた。能登リトルシニアでは、強肩捕手でしかも四番。このチームの要が中2の冬、30打席近くノーヒットのスランプに陥った。「チームに迷惑をかけている」という考えがさらに悪循環を招くという状態だった。

  田中康裕監督(50)には「深く考えるな」とアドバイスされ、来たボールをはじき返すことだけに集中した。父の修二さんにボールをトスしてもらい、バットの芯にあてることを意識して打ち込んだ。毎日300本続けると、だんだんバットスイングが速くなり、打球のスピードも上がった。その後の遠征で2本の本塁打を放ち、手応えを感じた。「あの冬がなかったら、ここまで成長していなかった」

  8月には能登リトルシニアとしての最後の大会、「富山テレビ杯」で優勝。大事な場面でバッティングがさえ、チームに貢献できた。練習を支えてきた修二さんも「あのときはうれしかった」と喜びを隠さない。

  高校に入ったら、目指すはもちろん甲子園。「監督から学んだ配球を自分のものにして、バッティングもアピールしていきたい」(益田耕平)

          ◇

  大阪府出身。七尾市在住。182センチ、78キロ。右投げ右打ち。あこがれは、阪神タイガースの城島健司選手。

2010年1月18日   読売新聞)
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