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苦手のバック練習で克服


高校総体卓球で活躍

山本 勝也 選手 16(遊学館2年)

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 今月、沖縄県で開催された全国高校総体の卓球競技で、団体、シングルス、ダブルスの計3部門に出場。初の大舞台にもかかわらず勝利を積み重ね、それぞれ4強、4回戦、8強進出を果たした。十分に胸を張れる結果といえるが、本人は今のレベルに満足していない。「もう少し……」「悔しい……」と、一言一言、かみしめるように無念さをにじませる。

  神奈川県出身で、卓球を始めたのは小学4年の時。卓球選手だった母親に連れられて卓球界のスーパースター、福原愛選手の試合を観戦し、その鮮やかなプレーに感動したことがきっかけだった。

  親元を離れて進学した遊学館は現在、約5200日(14年以上)に渡って休みなしで練習を続けている全国きっての強豪。そんな厳しい練習環境は、望むところだった。高校に入るずっと前の中学1年から練習を休んだことはなく、元々が練習の虫。その豊富な練習量に加え、植木大監督が「『バカ』がつくぐらいまじめ」と評するほどの卓球への真摯な姿勢もあって、実力をめきめきと伸ばしていった。

  中学時代は、フォアハンドが得意で、どちらかというとバックハンドは苦手だった。しかし、全国の上位を狙うには、両方のテクニックを同じように使いこなす必要がある。入学を前に、遊学館の練習を見学した際、その事に誰に言われるでもなく気付いた。すぐにバックハンドの練習に打ち込み、入学後もその技術を磨き続けたことで、今では「バックなら全国でもトップクラス」(植木監督)にまで成長した。

  個人戦よりも、団体戦に重きを置いている。「みんなで戦い、勝ったときに喜びを分かち合えるから」だ。秋には国体、その先には国内最高峰の大会「全日本選手権」も刻々と迫っており、チームではポイントゲッターとしての働きも期待される。「自分がチームを引っ張って、全国で活躍したい」と気持ちを新たにして、再び大舞台に挑む。  (加藤哲大)

          ◇

162センチ、54キロ。神奈川県厚木市出身。好きな選手は、世界のトップレベルで活躍するティモ・ボル選手(ドイツ)。「紳士的で、フェアプレー精神を持っているところを尊敬している」

2010年8月23日   読売新聞)
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