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桃の節句へ「主役」準備中

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特産の和紙で作られるひな人形。素朴なぬくもりが人気だ(南砺市下梨で)

 しんしんと雪が降り積もる山深い五箇山にある工房から、ちゃぶちゃぶと和紙をすく音が聞こえる。

 南砺市下梨の農事組合法人「五箇山和紙」(前崎真也代表)では3月3日の桃の節句に向けて、特産の五箇山和紙を使ったひな人形作りが最盛期を迎えている。

 工房の紙すき場では職人が一枚一枚、丁寧に紙をすいていた。そして、その和紙を使った愛らしい高さ約10センチのひな人形がずらりと並ぶ。和紙を粘土状にして形を整え、乾燥させた上に赤や青色などの和紙を張り付けて絵の具で色付けする。すべてが手作業で、1個仕上げるのに約1週間かかる。

 「やさしくほほ笑みかけ、癒やしてくれるようなひな人形で季節感を感じて欲しい」と話す前崎さん。ひな人形作りは2月いっぱい続き、全国各地の民芸店で販売される。(写真と文 細野登)


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乾燥室で干される和紙の原料であるコウゾの皮
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職人が一枚ずつ気持ちを込めて紙をすく
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筆先に神経を集中させて色付けする


2012年2月14日   読売新聞)
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