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甘納豆 「かわむら」 (金沢市)
![]() 豆の違う味を引き出す 13種類追求心で本物を提供金沢の西茶屋街の一角にたたずむ甘納豆の専門店「かわむら」。店主の河村洋一さん(40)は「地元に住む人や、茶屋街の女将(おかみ)さん、芸妓(げいぎ)さんに利用していただき、本当に感謝しています」と話す。曽祖父が営んでいた甘納豆店を再開したいと2001年3月、のれんを出した。 「専門店にしかできない追求心を持って、本物を提供したい」と、河村さんが1人で作る甘納豆は全部で13三種類。北海道産の金時豆や、丹波の黒豆など吟味した国内産の豆を、釜の中に備長炭を入れた水で炊き上げる。それぞれの豆が持つ香り、やわらかさ、歯応えなどに合わせ、違った味を引き出し、キノコや海藻からとれる糖で自然な甘さを加えている。 珍しい「ひよこ豆」は、コリコリとした歯応えで若い人が好み、ふっくら大きい「白花甘納豆」は口いっぱいに豆の香りと甘さが広がる。「大納言甘納豆」は、意外にも、男性に人気があるという。 加賀野菜のサツマイモ「五郎島金時」を使った「いも甘納豆」は、茶屋の芸妓さんが一口で食べられるようにと、小さめに切ってある。子どものおやつにもピッタリだ。 えんどう豆や五郎島金時などがかわいらしく描かれたパッケージも目をひく。自ら考えて描いたという妻の由美子さん(41)は「甘納豆が大好きな小学生のお客さんに、みんなに知られたくないから宣伝しないでと言われました。楽しくて、うれしい話です」とすてきな笑顔で話していた。
(2004年12月10日 読売新聞)
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