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蕎麦の藤七
![]() 自慢は信州手打ち麺ゆったりした店内に気持ちのいい風が通り抜ける。夏の暑さを忘れさせてくれる空間だ。風が通った先にある庭を眺めながらおいしい蕎麦(そば)を食べよう。 今年4月に開店したばかりの「蕎麦の藤七」は、高校生のころから7年修業を積んだという長野県出身の中澤寿博さん(24)が蕎麦を打つ。「冷え込みが厳しい土地の蕎麦粉はおいしいと言われていますが、そんな土地でとれた信州の蕎麦粉を使っています」という。 「信州蕎麦」(盛り、900円)、「天ざる蕎麦」(1400円)のほか、県内では珍しい、「胡桃(くるみ)おろし蕎麦」(1100円)や「御絞り蕎麦」もある。御絞り蕎麦は辛味大根の絞り汁で作ったつゆで食べる「クッ」とくる辛さがたまらない蕎麦。辛さが苦手な人は、信州味噌(みそ)を加えて食べることをお勧めする。甘味が出て食べやすい。 「藤七盛り蕎麦」(2500円)は、二人前以上の蕎麦に信州蕎麦のつゆ、御絞り蕎麦の辛味大根つゆ、味噌、大根おろしがついていて多彩な味が楽しめる。 「蕎麦は全部手打ち麺(めん)、つゆも添加物なしの自慢のつゆ、時には見慣れない風変わりなお蕎麦もあるかも」というのが案内書きにも記した店の自慢。「夏の間は、冷水に浸した蕎麦を出そうかと考えている」と話す中澤さん。「縁あってこの土地に来ました。出身地の信州と石川の食文化を合わせた何かが出来ればいいなと思っています」と若い瞳に一本気な雰囲気と可能性がうかがえる。
(2006年7月28日 読売新聞)
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