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長楽(加賀市)
![]() 野菜のうま味包み込む創業50年を迎えた中華料理店。名物の「焼餃子」は、当時からの味をかたくなに守り通してきた一品だ。餃子といえば、肉を主体に包むのが一般的だが、この店では、地元産キャベツ、ニラ、ニンニクなどの野菜を中心に、豚肉を混ぜてヘルシーに仕上げている。 皮は、国産小麦粉をよくこねた後、丸一日熟成させる。コシと弾力があり、食べ応え満点。店主の二木克治さん(43)は「市販の皮との違いを感じてもらえれば」と話す。 油脂の替わりに、ラード油の甘みで、揚げるようにして焼くのも特徴の一つ。底はパリッ、側面はもっちり。かみしめれば、野菜のうま味を含んだあんがジュワッとあふれ、いくつでも食べられるおいしさだ。 まずは、餃子のタレで味わった後、うま辛味で具だくさんの自家製「てんぽな〜!ラー油」で食べるのも、またうまい。注文を聞いてから皮を伸ばし、あんを包むので、いつ訪れても包みたてが味わえる。 「酸辣湯麺」も不動の人気メニューだ。豚骨と鶏ガラベースのスープに、酢とラー油を合わせた。酸っぱさと辛さが一体化し、コクがありながらもさっぱりとした後味に仕上がっている。隠し味のザーサイが、うま味をぐっと引き立てる。 片栗粉でとろみをつけた豚ひき肉と卵の具が、風味豊かな自家製めんに絡む。細部にまで行き届いた工夫に、二木さんの意気込みが感じられる。 二木さんは「創業100年を目指したい」と話している。(文・写真 青田さと子)
(
2012年2月10日
読売新聞)
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