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花粉症(中)上出耳鼻咽喉科医院 上出文博院長地域の飛散状況チェック花粉症の予防と対策、花粉回避のためには、まずスギ花粉の飛散について知ることです。 花粉の飛散開始予測日を含めた花粉情報や飛散状況が参考になります。今年は東京では昨年の3倍の飛散量と報道されました。しかし、石川県の地形は関東地方とは異なります。市街地の北側にスギ林が少ないため、冬型の気圧配置では花粉の飛散が少なく、春一番など強く暖かい南風が吹いたときに多くの花粉が飛散します。2007年、小松で1平方センチあたり年間で4622個の飛散がありましたが、うち2100個は3月4日の1日だけで飛散しました。 正確な情報を知り、大量の花粉にさらされなければ、症状を軽くすることができます。花粉情報は毎日、テレビや新聞で見ることができますが、北陸の地形や気象などを考慮した地域情報を参考にして下さい。インターネットの県医師会の花粉情報や、環境省の花粉自動計測器「はなこさん」のデータは正確で参考になります。 大量の花粉にさらされるのを防ぐ方法として、まずマスクの着用が効果的です。最近は立体型マスクなど、安価で性能も良いものが多く、衛生的に使い捨てタイプもお勧めです。メガネも、目に入る花粉量を半分以下に抑える効果があります。花粉症用のメガネも販売されており、10〜20%にまで抑えるとの報告もあります。 また、花粉症の患者は衣服についても気をつけることが大切です。羊毛製の衣類は花粉が付着しやすく、衣類と一緒に屋内に花粉を持ち込みやすいことが分かっています。付着率は、綿を100%とすると羊毛は980、化学繊維は180、絹は150%といわれています。 直接の予防ではありませんが、花粉が飛散する季節の前に風邪を引くと粘膜が弱り、花粉症の症状がひどくなります。お酒の飲みすぎも鼻づまりを悪化させますので、規則正しい生活が重要です。 (2008年3月12日 読売新聞)
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